犬が肥満になってくると体調不良や様々な病気のリスクが増えます。ドックフードの与えすぎで肥満になってしまった愛犬は、脂質や糖質の過剰吸収による高血圧を発症してしまい血液がドロドロになり最悪の場合は糖尿病になる恐れもあります。
また、足腰に負担が掛かる場合もあります。ここではどんなドックフードを選んであげると健康的にダイエットできるかも分析しましたのでご参考になれば幸いです。
Contents
肥満になってしまった愛犬が注意してほしい危険な病気のリスクとは?
愛犬が肥満になると、様々な病気のリスクが高くなります。これらの病気には、人間の生活習慣病と同じようなものがあるのが特徴です。
ドックフードの与えすぎで脂肪や糖質が過剰になると、血液がドロドロの状態に変化して、高血圧を発症することがあります。血液の健康悪化が著しくなると、糖尿病を発症するリスクも高くなる傾向があります。
人間と同じように、ダイエットをやめて栄養過剰な生活習慣を続けている場合には、糖尿病を予防することは困難です。
肥満体型になると、足腰への負担が大きくなることも問題です。次第に外へ出ることが面倒になり、余計に太りやすい生活習慣になると、悪循環から抜け出すことができません。このため、足腰の健康も考えたダイエットも実践すると効果的です。
ダイエットが必要な犬に3つの正しいドックフードの選び方
ドックフードが原因として肥満になってしまった犬には、下記のドックフードのタイプに切り替えてみることで、改善される可能性が高いです。ここではどんな食材を変更すれば改善が見込めるのかを調べてみました。
高タンパク質のドックフードを選ぶ
高タンパク質といっても植物性タンパク質が多いドックフードでは消化吸収が悪いので、良質な肉原材料を使用した動物性タンパク質が豊富なドックフードを選びましょう。ダイエットの基本になるのは、犬も人間も同じでタンパク質の量を増やすことです。
タンパク質で筋肉を養いながら、脂肪を燃焼させる力を強くする仕組みであれば、肥満になる心配もありません。大切なのは質の良いタンパク源です。
カロリーが抑えられている低カロリーなドックフード
カロリーが低いことも基本で、ダイエットの成功の鍵を握っている要素です。栄養価が極めて高くなっていても、低カロリーでなければ意味がありません。そのため、カロリーと栄養のバランスが絶妙な種類を選ぶことが大切です。
穀物不使用のグレインフリーがおすすめ
高タンパクで低カロリーであったとしても、トウモロコシや米などの穀物が含まれていると、全体的なバランスが崩れてしまいます。穀物には多量の糖質が含まれているため、摂り過ぎれば肥満の原因になることが明らかです。
肥満やダイエットにおすすめの人気ドックフード18種類を比較
肥満対策やダイエットに効果のあるドックフードは上記の「タンパク質」「カロリー」「穀物」3つのバランスが大切です。これらを比較して愛犬にベストなドックフードを探してもらえれば幸いです。
ドックフード |
タンパク質 (良質な肉類◎) |
カロリー (100gのキロカロリー) |
穀物 (不使用◎) |
---|---|---|---|
カナガン |
◎ |
361.25 |
◎ |
モグワン |
◎ |
344 |
◎ |
アランズナチュラル |
〇 |
339 |
△ |
ファインペッツ極 |
◎ |
425 |
◎ |
ファインペッツ |
◎ |
440 |
△ |
アカナ |
〇 |
328.8 |
グレインフリー |
ネルソンズ |
◎ |
362 |
◎ |
ティンバーウルフ |
◎ |
406 |
◎ |
オリジン |
◎ |
398 |
◎ |
アガリクスIS |
△ |
358.9 |
△ |
ソリッドゴールド |
△ |
333 |
△ |
フレッシュミックス |
〇 |
368.7 |
◎ |
オソピュア |
△ |
360.9 |
◎ |
馬肉自然づくり |
△ |
不明 |
△ |
ヤラーグレインフリー |
◎ |
394 |
◎ |
犬心 |
◎ |
344 |
〇 |
サイエンスダイエット |
× |
373 |
× |
アイムス |
× |
339 |
× |
上記比較表から、モグワン・カナガン・ネルソンズ・犬心がおすすめのドックフードだということがわかりました!
下記のランキングでは、ドックフードの中でも「良質なタンパク質」「グレインフリー」「カロリー」を考慮したものをおすすめ形式でランキングにしてみましたのでご参考になれば幸いです。
肥満犬・ダイエットにおすすめ人気ドックフードランキング
市販で販売されているダイエットドックフードって意外とおすすめできない!
市販されているダイエットドックフードは、いかにも良さそうな印象がありますが、実際にはおすすめできないものが多いです。低タンパクでは意味がないのですが、栄養が少ない植物性タンパク質が使われている製品もあるのですから困ったことです。
穀物が多すぎるのは、全体的なコストを下げるために、トウモロコシなどで量を増やしているためです。そのため、安さばかりを自慢するような製品もおすすめできません。
穀物が犬のダイエットに適さないことが常識であっても、穀物が多すぎる製品が普通に出回っているのですから、愛犬家にとっては油断できない状況です。
さらに、添加物を多量に使用したり、安全性に疑問が残る食品を使っている製品を購入する際にも注意が必要です。
ダイエットドックフードの選び方まとめ
肥満や糖尿病の予防を考えて、安心で安全なものを選ぶことが大切です。ダイエット用ドックフードと記載されていても騙されないことも大事で、内容物を客観的に見極めるだけの判断力も求められる時代です。
穀物メインが多すぎる状況ですから、グレインフリー、高タンパク、低カロリーの基本を守るように心がけましょう。タンパク質の質と量にも注目して、植物性よりも動物性のタンパク質を選ぶのも賢いドックフードの選び方です。
愛犬の健康を考えれば、すぐにでも適正体重に戻したいところですが、無理なダイエットは危険です。健康的に適正体重に戻すために、正しい食事と運動の計画を立てることも大事です。
食事の後には安座することなく、飼い主と散歩に出かけて運動すれば、余計な脂肪を持て余すことがなくなりますよ。